10/26「仕事や学校が日常になってくると、少しずつ早足になる気がする」
おでんとか鍋の季節になりましたね。我が家も解禁!
10月26日水曜日
今日のお仕事は、
8:20出勤
①テスト監督
②自分のテスト(採点基準確認したり質問に回ったり)
③テストの採点
〜放課後〜
〜13:20:テストの採点
13:30〜14:20:追試の監督(採点しつつ)
〜17:30:課題のチェック(ときどき質問対応)
17:30:退勤
早めの退勤!ウレシイ‼︎!
今日はテスト当日ということで質問もそんななく、わりと自分のやらなきゃいけないことができた!!!!!ヨカッタ!!!
授業の準備とかはこのテスト期間にまとめてやって、次のテストまでだましだまし授業を進めています。準備が足りないときは土日使ったりも。
やらないといけないことが山積してますが、できる限りその山を見ないように日々を生きている人は多いんじゃないでしょうか。
「うわ、今生き急いでる。」って感じることはないですか。私は、そんなときこそゆっくり歩くようにしています。
人の手の届く範囲は限られてるし、得意なことも人それぞれ。周りを頼って、頼られて、人はうまく生きていけるのだろうなあって、個人的には思っています。
無理せず自分のペースで走ってこーー!!!
ではまた明日。
見ていただきありがとうございます。こんな感じで高校の先生の仕事内容や、休日などの日常を日記にしています。明日も気になる!という人はぜひ読者になってください!(ムリョウ!!!)
また明日もぜひご覧ください!
10/25「電車の中で生徒に会うとやっぱり気まずい」
いつもより30分早く起きて余裕をもって準備をしたのに、結果少しでも早い電車に乗ろうとして、駅が近づくとちょっと小走りになるのは日本人らしいよなあ。
無理をせずに生きていきたいこの頃です。
10月25日火曜日
今日のお仕事は、
7:50出勤
①授業
②授業
③自習監督
〜放課後〜
13:00〜18:30テスト前の質問対応(ながっっっっっ)
18:40退勤
テスト前で、教室や図書室、自習室で勉強のために残る生徒は多く、その質問対応に追われる一日でした。
モチベーションが高い分、いっぱい質問してくれるので、その分いっぱい対応するんですが、質問の数だけ手首にダメージが蓄積されるので、来年の今頃は腱鞘炎になりそうで、とても嬉しい!!!!!()
そうして学校の施錠まで残ることで、帰りのバスや電車が生徒と一緒になることもあります。
生徒も気まずいと思うんだけど、こっちも気まずい。
学校を出てすぐだと大勢いるからいいんだけど、徐々に減って、一対一になっちゃうと、なんか申し訳ない気持ちになります。
そんなときは、せっかくなので進路の話とか学校の話とかあんまり普段話さないことを、いやがられない程度にちらっと話すことが多いです。生徒からしたらどうなんかなー。
それでいつもと違う一面を見れたら、面白いのかなーなんて。
性格も人それぞれだから、その人の感じを見て対応するのが大事だけど、それが一番難しいよなあ。と思っています。
では明日も。無理せず先生やっていこう。
見ていただきありがとうございます。
こんな感じで高校の先生の仕事内容や、休日などの日常を日記にしています。
明日も気になる!という人はぜひ読者になってください!(ムリョウ!!!)
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高校の入学式で、新入生に伝えたいコト(下書きなんですけど…)
人生はマラソンに例えられる。長い期間を走らなければならない。初めから全力だと疲れて、動けなくなる。ほどほどに休憩を取らなきゃいけない。
ならば君は、どんな人生を歩みたい?
高校3年間で、君は大人になれ。1人で生きていける術を身につけろ。
社会を知れ、将来を考え、どう生きていくかを決めろ。
新幹線の乗り方、飛行機の乗り方、ご飯の作り方、洗濯の仕方、掃除の仕方、人と関わる方法、先輩や後輩との付き合い方、
そして、
「努力の仕方、目標の見つけ方」を身につけろ。
私は一度教師を辞めた。
理由は、なんとなく免許を取ったから。勉強はできた、部活もやった。先生からの評価も良かった。一人暮らしもして、ほどほどに大学生活を謳歌した。
生きる力はほどほどに身についていた。
だが、将来についてそれほど深くは考えていない。
なんとなくとれた免許、なんとなく合格した採用試験。安定した職というレッテルに惹かれてそうなった。
その結果、やりたいことを探して少し遠回りして、またこの道に戻ってきた。
やりたいことはあるか。それは本当にやりたいことか検討したか。まだ検討する余地はないか。
まだ君には知らない道が山ほどある。
お金の稼ぎ方はいくらでもある。
大事なのは、それを君が実現したいかどうかだ。
この3年間は努力の仕方、目標の見つけ方を身につけろ。そうすれば、やりたいことは常に溢れてくる。これがやりたい、あれがやりたい。思ったことはなんでもやれ。他人の目なんか気にするな。友の考えを尊重しろ。すごい発想だと褒め称えろ。自分ならどうだ。嬉しいだろ。
自分は1人しかいない。自分はすごい。自分を褒めろ。できなかったことよりできたことを数えろ。
それが全部できたのは自分だけだ。かっこいいじゃないか。
これから人生のマラソンを走るとき、周りにはたくさんの人がいる。ひとりでは疲れたとしても、励まし合って、補い合って、尊重しあって、そうやって互いに助け合って、走り続けていく。そのときの仲間を大切にしろ。
この3年間の仲間を大切にしろ。
10/24「テスト期間は年休がとれる!!?!?!???!?」
昨日はサウナに行ってきました。サイコウ!!!
10月24日月曜日
今日のお仕事は、
8:20出勤
①情報のTT(team teachingの略)
②授業準備
③授業
④授業
〜放課後〜
テスト前なので質問対応(13:00〜15:00)
15:20退勤
(2時間の年休!!?!!!???!?!?)
明日からテストなので、質問対応沢山あるんですが今日は予定を入れていたため2時間早く退勤!
テスト期間は部活もお休みなので、先生たちもこぞって休みを取ってます。
明日も無理せず、ほどほどにがんばろうね。
働きすぎないような先生を目指して、授業準備と質問対応に勤しみたいと思います。
見ていただきありがとうございます。
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【これだけ!】現役教師が伝える、教育実習で気をつけること3つ
高校では中間テストが終わり、いよいよ本格的に体育祭の準備が始まりました。
1年生にとっては、初めての大きな行事です。
私の勤める学校でも、クラス種目の練習や、団ごとのダンスの練習で校内が活発になってきました。
さてそんな中、我々教員も体育祭と同時進行で行われるとある行事?に忙しなくしています。
何かわかりますか?
そう、教育実習です。
ということで今回は、教育実習に焦点を当ててお話ししていきたいと思います。
特に、
- 教育実習って具体的に何をするの?
- 先生方との接し方って何に気をつければいいの?
- 生徒との接し方ってどうすればいいの?
を中心にお話しします。
これから実習が始まる皆さんの一助となれば幸いです。
教育実習って具体的に何をするの?
自分が高校生だった時、教育実習生と接する機会はありましたか?
私が高校生の時は、実習生は他クラスに来ていたのであまり印象深くはありません。
代わりに授業するんだなーくらいで、何をしているのかは知りませんでした。
ということでまずは、
教育実習についての大体の流れと、
実習中にやることをご紹介します。
①実習の流れ
実習の流れは大体以下の通りです。
- 教育実習の受け入れのアポとり(大学3年の5月頃)
- 教科担、クラス担との打ち合わせ(実習の前日〜1週間前)
- 実習開始
- 研究授業の指導案の作成
- 研究授業の実施・振り返り
- 実習おわり
実習の詳しい内容はこの後お話しします。
また、
実施時期は、大学4年の5月頃が一般的です。
ただ、私立や大学附属の中高だと9月頃になることもあるので、
実習先に確認をしておきましょう。
②教育実習でやること
-
授業
まずは授業。これが一番大切です。
実習から1〜2日は見学のみですが、
その後は実際に授業をすることになります。
はじめのうちに生徒の様子を見ておいて、どんな授業にするかを少しずつ考えておきましょう。
ちなみに、
毎回指導案を書く必要はありません。
書くのは最後の研究授業だけになります。
また、授業後は
必ず教科担当の先生に、授業についての助言や指導を受けましょう。
-
朝と帰りのSHR
教育実習生は、各クラスにも割り振られます。
担当となったクラスでは、担任の先生の代わりに担任業務の一部を任されます。
その業務は、
- 朝と帰りのSHR
- 教室等の清掃
- 『HR』や『総合的な探究の時間』の補助
などです。
特にSHRについてですが、
朝のうちに様々な連絡があるので、しっかりメモを取っておくことが大切です。
また、生徒に連絡全てを正確に伝えることは難しいです。
『今日は3つ連絡があります』
のように伝えるなど、
どうすれば伝わりやすいか?を意識して、毎日少しづつ工夫しましょう。
-
授業見学
自分の授業がない時間は、授業見学に行きましょう。
先生によって授業スタイルは様々です。
ICT機器を目一杯活用していたり、チョーク一本で生徒を集中させて面白い授業をしたりする先生もいます。
それぞれのいいところを吸収しましょう。
特に、最近はコロナの影響もあってICT化が顕著になっています。
また、担当以外の科目も見学しましょう。
例えば、
国、数、英、理、社の先生は体育や芸術を見るとよいです。
生徒への指示がうまいし、特に理科は実験をする上で何かあると責任問題につながるので、学ぶところは大きいです。
また、実際に教員になったときの話にはなりますが、
実際に先生になった時には、あまり他の先生の授業を見る機会はありません。
ほんと。忙しくて。
今のうちにいっぱいみておきましょう。
私も可能ならたくさん見たい・・・。
-
実習日誌
一日の最後には実習日誌を提出します。
1校時〜6校時ごとにそれぞれ何をしていたかを書きます。
結構な分量があるので、合間の時間を見つけて書くようにしましょう。
また、
担当の先生には必ず17:00までに提出しましょう。
先生たちも公務員です。
忙しい中日誌を見てくれる先生のためにも、勤務時間内に提出することを心がけましょう。
-
部活動
一日にやるべきことが終わって時間があるなら、部活動にも顔を出しましょう。
生徒の教室以外の様子も見ることができますし、
授業よりもより近い距離で接することができるいい機会です。
授業にも還元できるものもあります。
-
行事の手伝い
役割的には遊撃的に動くことが多いです。
何か頼まれることもありますが、
基本的には、周囲の先生に何か手伝うことがあるか聞いてみてください。
猫の手も借りたい状態なので、ほんと助かります。
先生方との接し方ってどうすればいいの?
周知の通り、実習中も含めて先生方は大変忙しい身です。
また、実習生といえども現場ではもちろん一人の大人として扱われます。
先生方に対し、失礼のないようにはどのように接するべきか、考えてみましょう。
①挨拶は元気よく
朝、職員室に入るとき、
担当の先生に挨拶するとき、
帰宅前に職員室を後にするとき、
しっかりと挨拶をしましょう。
マナーとして当たり前のことですが、それだけではありません。
実習生の一挙手一投足を先生たちは観察しています。(というか、目に入って来るんですよね。)
先生たちも人間です。
頑張っている様子を見れば、こちらもできる限りのことをしようと思います。
授業見学のときも熱心に様々なことを教えてくれることもありますし、様々な助言もしたくなります。
普段の行動から、頑張っている態度を表に出して行動しましょう。
②授業見学をするときのマナー
ただ授業見学に行くにもマナーがあります。
最低限守るべきことは、
- 授業前にアポをとる
- 授業後に感謝を伝える
の2点です。
また可能なら、
見学後に授業のポイント等を聞きにいきましょう。
ただ、忙しい場合もあるので先生の都合が優先です。
③授業でやりたいことがあれば相談しよう
大学で学んだことを生かして授業を考える方も多いと思います。
中にはパワーポイントやそのほか資料をスクリーンに投影するなど、PCが必要だということもあるでしょう。
ですが、学校は色々と決まりが多い場所です。
PCやUSB、SDには使用に当たってルールも多く、
特に私物は基本的には使用できないので相談しましょう。
何かやりたいことがあればすぐに相談するのがいいです。
忙しい先生方に相談するのも悩むかもしれませんが、気にしなくていいです。
忙しければそう言います。
実習生がわからないのは当然ということも先生方は知っています。
『しっかりと準備して、授業をすること』
最も望んでいるのはこれに尽きると思います。
④その他
忘れてはならないのは、
『将来教員になった時、同僚になるかもしれない』ということ。
その場だけの付き合いで終わることがない可能性もあるため、礼儀はもちろんのこと、今後のパイプを作っておくと良いかもです。
特に部活とか。
生徒との接し方ってどうすればいいの?
実習生という立場は少し難しい立ち位置だと思います。
生徒からすれば
『先生』でもあるし、
『先輩』でもあります。(母校の場合)
距離が近くなりやすい分、気をつけなければならないこともありますが、
先輩としてフレンドリーに接することも大切です。
それぞれの立場で考えたときに、どうすればいいのかを考えてみましょう。
①先生としての対応
- 距離感に気をつける
あまりに距離感が近すぎて、友達どうしみたいになってしまうと、
授業や生徒指導に支障が出ます。
フレンドリーになる目的はあくまで、
『生徒の特性を見ること』
です。ひとりでいることが好きな生徒もいれば、そうでない生徒もいます。
様々なタイプの生徒との接し方を身につけ、その上で授業ではどのように接すればいいのかを考えるといいでしょう。
- 挨拶は元気よく!
これは対先生のときと同じですね。
学生の頃はしょっちゅう挨拶をしていませんでしたか?
それは、
先生方がきちんと挨拶を返してくれるという安心感があったからということも要因だと感じています。
生徒との円滑なコミュニケーションも挨拶から始まります。
朝のSHRや、廊下ですれ違った時など、
いついかなる時も挨拶を心がけましょう。
- わかりやすい授業をする
距離感に気を付けると言いましたが、逆に生徒が寄ってこない・・・
なんてこともしばしば。
そんなときこそ、わかりやすい授業を心がけましょう。
自分が学生の頃を思い出しても、
授業がわかりやすい先生には好意的な印象を持っていた記憶があります。
それに、生徒にとっては大切な授業です。
本来担当の先生に代わって授業するということを忘れず、
一回一回の授業を大切にしてください。
- 堂々と授業をする
『緊張して普段の自分が出せない・・・』
なんてことはありませんか?
もし、不安な気持ちを持って授業をすることがあれば、すぐに修正しましょう。
生徒は思っているよりも敏感に、先生の様子を感じ取ります。
自信なさげに授業をすると、それだけで生徒も
『大丈夫かな・・・?』
『言っていることは本当に正しいのかな・・・?』
なんて思ってしまいます。
自信を持って授業をすることで、生徒は安心して授業を受けられます。
生徒からすれば様々なことを学んできた上で教壇に立っている、
いわば、人生の先輩です。
授業準備をしっかりして、そして今まで学んだことに自信を持って、堂々と授業をするように心がけましょう。
②先輩としての対応
- 自分の経験を話そう
現役教員よりも年齢が近いからこそ、
最新の大学の話や受験、就職の話ができるはずです。
将来に悩む生徒にとっては最も聞きたい話題のはず。
そのような機会があればぜひ協力してください。
- 大学の話をしよう
普段の何気ない日常を知りたい人や、授業などのより具体的な話を聞きたい生徒は多いです。
生徒が興味を持ったことを話すだけで生徒のモチベーションは爆上がりします。
まじでお願いします。
- 高校のときの話をしよう
苦労したことや楽しかったこと、今後の生徒の指針となることもあります。
ただ、気をつけて欲しいのは、
さまざまな生徒がいるということ。
同じ価値観を持った生徒だけではないです。
いろんな価値観を持った、いろんな境遇の生徒がいることを心に留めておくといいです。
その他
研究授業をするクラスを決めておこう
静かだったり、反応が良かったり、真面目だったり、クラスの様子は結構さまざま。
自分なりに一番やりやすいクラスを実習中に探しておこう。
社会人の一員と見られる自覚を持って行動しよう。
挨拶、報連相、時間厳守(5分前行動)です。
実習後の話
私が実習に行った時には、実習中に先生の道を諦めた方もいました。
向き不向きは誰にもあります。
実習を1つの参考にしてもいいでしょう。
最後に
いかがだったでしょうか。
これから、もしくは現在教育実習という方の参考となれば幸いです。
また、これは持論ですが、
どんな先生にとっても、必要としている生徒は必ずいます。
そして、どんな先生も全ての生徒にとっていい先生になることはできません。
そういう意味では、どんな人も先生という職業には向いているのだと思っています。
これを見た全ての方が、とても実のある教育実習になることを願っています。
以下、過去の記事です。参考までに。
高校数学の勉強方法〜答案の書き方を身につける基礎〜
季節は5月の半ばを過ぎました。とすれば、この春に高校に入学した新入生の皆さんにとっては、高校最初のあれがついにやって来ますね!
そう、中間テストです。
入学してひと月半が経ち、中学校との勉強の質の違いをそろそろ感じているころかと思います。かくいう私も当時は、本格的に学ぶことになった古典や、唐突に増えた科目数(後述)に四苦八苦しながら、最初の試験を乗り越えたことを覚えています。
また、現在は教員という立場として試験前の質問対応や、試験作成をしていますが、こちらとしても試験当日、そして採点まではドキドキハラハラという気持ちでいます。
さて、そこで今回は、試験直前ということで、私が苦労した高校数学と、実際に現場で生徒の様子を見て感じた、こうした方がいいよ!ということをお話ししていきたいと思います。試験前で何から勉強したらいいかわからない学生さんは、参考にしてくだされば幸いです。
中学数学との違い
まず中学と高校の違いについて説明します。
1.授業スピードが早い
単純に中学よりも授業スピードが速くなります。
高校受験によって学力が均等にされていることで、教師からしても学力が低い生徒のことをそこまで気にしなくなります。
また、それに加えて中学で勉強していた内容の何倍もの公式や計算、応用問題、さらに大学ごとの入試問題、共通テストの難化による考える力の育成など、勉強内容は非常に大変になると考えて相違ないでしょう。
2.公式が多い
高校では中学の何十倍もの公式を学びます。
それをそれぞれの問題で、うまく組み合わせることで解答を導きます。
覚えるだけでも大変なのに、それを正しく、適切に使わなければならないなんて大変ですよね。
3.計算量が多い
中学では1問の比重がそこまで大きくはありませんでした。
高校では1問につき10分かかるようなものもざらにあります。もちろん簡単なものもありますが、単純な計算でも、ちょっとした計算ミスをしてしまうようだと、序盤の次点で大変かもしれません。
4.答案に途中計算や説明が必要
高校では途中過程を重視されます。
中学までは「答え」という結論だけを出していましたが、高校では「なぜそうなったか」を説明することがほとんどの場合求められます。
思考の量がそもそも増加するのですが、中学までは多くても5手順くらいだったのが、高校だと基本がそれくらいになったりします。
模試などでも、答えは出なかったけど、途中過程が合ってたから10点中7点もらえた!なんてこともあるくらい途中過程は大事です。
5.数学だけでも2科目ある
あくまで普通科の話です。基本は、
- 数学Ⅰ
- 数学A
の2つです。今まで1つだけだったのに、急に増えるし、内容も全然違うし……。
当初は苦労しました。
6.数学以外の科目も増えるし、難しい
これは高校の勉強全般についての話ですね
内容が難しくはなるのは数学だけではありません。
国語、英語を含め、主要科目は特に大変になります。
私は古典に本当に苦労させられた記憶があります。
テスト当日までにやること
初めてのテストに向けて、やるべきことをまとめました。
1.テストまでの計画を立てる
テスト範囲は大体、テスト1週間前には発表されます。
まずは計画を立てておきましょう。
個人的には理想のサイクルとして、
- 課題を早めに終わらせる
- わからない問題をピックアップしておく
- 先生にわからない問題を聞いて解決しておく
- 試験前日は何を勉強するか決めておく
ということを意識して計画を立てていました。
基本的に、高校のテストは1日に2科目〜3科目、午後は放課という日程だと思いますが、私はテスト初日の2日前には課題をすべて終わらせ、前日は次の日のテストの復習だけで、記憶に定着させるという作業をしていました。
個人的にとてもおすすめなのでやってみてください。
2.課題を早めに終わらせる
数学だと問題集かと思います。
それを、少なくとも試験の2日前までに終わらせます。
例えば、
- 試験日程が5月16日〜20日だとしたら、
- 5月14日には全て終わらせておく
ということになります。
たまに「試験前日にやって定着させるから、前日までやらないよ」という生徒もいますが、得点につながった例は見たことがないので、あまりおすすめはしません。
理由は、
やってるうちにわからない問題がたくさん出てくるから、です。
前日に不安が増えて、テスト当日は同様に不安なまま迎えるか、謎の余裕が出てくるかどっちかだと思います。
どちらにせよ、早めにやるに越したことはありません。
3.わからない問題をピックアップする
問題集をやる中で、わからない問題や、解答を見てもよくわからないものが出てきます。
私はあまり先生に質問することが得意でなかったので、そのまま試験に望むことがありましたが、聞いとけばよかったなあなんで思うことはしょっちゅうありました。
問題集は不親切なことに、途中計算や説明を割とすっ飛ばすことが多いです。
わからないものをピックアップして、まとめて先生に聞いて、早めに理解に努めましょう。
先生たちも忙しいとは言いますが、それが先生の仕事です。
質問されるのを今か今かと待っていますよ。安心して聞きに行ってください。
4.試験前日に記憶に定着させる
前日になったら後は定着です。
これまで、試験に向けてわからない問題の『理解』は終わりました。
前日は、今まで勉強した内容を定着させましょう。
特につまづいた部分を中心に行うべきですが、ここでワンポイントアドバイスです。
先生たちは「基本的な知識・技能が身についているか」も判断します。
また、試験は学年全員に向けて行われます。
ということは、
基本問題も50点くらいは出題されるということです。
あくまでも高校の定期試験は、単位認定のために行われており、それまでに勉強したことの基本が身についているかが問われます。
基本を疎かにしなければ、最低限60点くらいは取れるはずです。
私が試験を作るときも、同様なことを意識して作成しています。
なので、言えることとしては、
基本をしっかりと定着させた上で、つまづいた部分を確認するとベスト!
ということです。
数学の勉強方法
さて、ではそもそもの数学の勉強方法です。
授業はもちろんのことですが、ここではテスト前にどのように勉強すれば良いかを話します。
1.テキストの『解答編』を読み込む
これに尽きます。
ここが出発点であり、終着点です。
解答編には、答案に必要な
- 途中計算
- 説明
- 論理の道筋
- 答え
が全て書かれています。
ですが、あくまで答案のための必要最小限しか書かれていません。
計算が所々省かれているのはそれが理由です。
いきなりそんな綺麗な答案を書くことはできないのは当然と思って、
まずは真似をする
ところから始めることがいいでしょう。
2.綺麗な答案が書けるようなるための3ステップ
上記に記載した通り、高校数学では途中過程が重視されます。
ですが、その過程の書き方を身につけるのは大変です。
私なりに、どのようにすればその答案の書き方が身につくのかをまとめてみました。
step1 例題の通りに解答を書く
初めから綺麗な解答は書けません。
また、内容も公式や書き方などわからないことだらけです。
なので、まずは例題の通りに書いてみましょう。
そこで、基本的な書き方や、論理の構成が身についていくはずです。
step2 小学生に説明するつもりで書く
例題の通りに書けるようになったら、次のステップです。
要は、何も予備知識がない人に説明するつもりで書くということです。
相手にわかってもらうためにはどう書けばいいか。
そうすることで、徐々に手順を考えて答案が書けるようになっていきます。
step3 計算や説明を取捨選択する
何回も書いていく中で、
「あ、ここはいらないな」
「この説明は残した方がいいな」
ということがわかってきます。
少しずつ、その内容を洗練させていくことで、綺麗な答案になると思います。
最後に
試験まで残り数日という学生さんも多いかと思います。
たかが定期試験ですが、されど定期試験です。
卒業後を見据えて、この記事を見つけられたのなら大丈夫かと思いますが、最後まで諦めずに、頑張ってくださいね。
現役高校教師が実践しているペーパーレス への第一歩
学校現場で勤務されている先生方にとって、「紙」は身近な存在だと思います。
なくてはならない存在である一方で、毎日増え続ける文書の管理には苦労している人も多いのではないでしょうか。
私が教師となってすぐ、ある先輩のデスクの上には歳月をかけて築かれた紙々の山がありました。目的の文書を見つけるために二人でその山をひたすら探索したことも記憶に新しいです。
そんな私が、Web系の民間企業に一時身を置いた際、有給の取得、文書回覧、会議資料、進捗管理などなど、全てがペーパーレスとなっていたことには衝撃を受けました。
世間一般と学校現場とでは大きく異なると言われていることは百も承知ですし、世帯格差がある生徒を相手にする学校現場では、全ての生徒が平等に教育を受けるためにも「紙」の文化が根付いていることは理解していたつもりでいました。
しかしそれほどまでに差があるとは思わなかったことも事実です。
そう感じてから学校現場に戻るまで、どうにかしてペーパーレス にできる部分はないかな・・・と考えた結果と実践をまとめてみました。どうか現場で働く先生方にとって少しでも有益なものになれば幸いです。ご覧ください。
ペーパーレスをしないデメリット
まずはペーパーレスを考えず、がむしゃらに目の前の作業を先輩方に倣って取り組んでいたときの自分を振り返って、デメリットをあげていきたいと思います。
必要な書類がすぐに見つからないことがある
まだ教職についていない学生さんのためにも、詳しく説明していきます。
教員の仕事とは、自分の受け持つ授業の教材研究や授業研究がメインと思われがちですが、実際はそんなことはありません。
業務内容としては
- 授業に関すること
- 教科に関すること
- グループ(分掌)関すること
- 学年に関すること
- 担任に関すること
- 部活に関すること
- 研修に関すること
などがあります。詳細はまた別の記事をそのうち書くので参考にしてもらうとして・・・
ここで認識してほしいことは、それぞれの業務で、会議があったり、その書類を全て管理しなければならない。ということです。
私は合計で5校(2022年現在)の高校で勤務したことがありますが、会議の回数は
- 学年→週1回
- グループ→週1回
- 職員会議→月1回
- 教科→月1回
と頻繁に会議を行なっており、その度に紙の資料を配布されていました。
私なりに工夫して、業務ごとにフラットファイルで管理していましたが、どうしても管理する紙が膨大で、すぐに必要な書類を見つけ出すことができなかったことが何度もありました。
せっかく用意して、会議で書き込みもした書類をすぐ見つけ出せないのは、少し辛いですよね。
机に置かれる書類をなくしがち
先生方は会議や出張や部活と多忙な身であり、職員室を不在にしがちです。
そんなときによくあるのが、回覧、生徒への配布物、至急の案件などの書類を机に置かれるということ。その書類に付箋で用件が書いてある、なんて経験、現場で働いている先生方には覚えがあるのではないでしょうか。
私はどちらかというとデスク上は整理する方でしたが、どうしても用件が重なって書類えデスク上が溢れていることもありました。
そんなときの職員室に戻ってきたときの「回覧見た?」はどうしても焦りますよね。
幸い大きな事故は起こさなかったものの、探すのに手間がかかってしまう先生方も多く目にしました。教師という職業柄か「回覧置かれてたよ!」とお声掛けしてくださる先生方も多いですが、どうしてもという場面はあります。
普段からデスク上を整理していてもどうしようもない時がある、それならいっそのこと、ペーパーレス にした方が良いですよね。
年度末の机移動が大変
学生時代、席替えといえば生徒にとっての一大イベントでしたよね。ですが、実は教師にも席替えがあることをご存知でしょうか。
民間企業ではあまり馴染みはないかもしれませんが、教師は年度末に席替えがあります。理由は「学年団の再編成」です。
教師は頻繁に異動が発生するため、年度が変わるごとに大きく学年団も変わります。
また、職員室の座席の配置は基本的に学年ごとにまとまっている(私が赴任した5校は全てそうなっていました)ため、年度末に席替えが必要でした。
さて、ここで考えてみてください。
年度末、1年間という長い時間をかけて蓄積した大量の書類がデスクには眠っています。在籍年数が長期になっている先生に至っては、10年、20年といった書類が残っているかもしれません。
・・・想像に難くないですよね。
とても大変な思い(重い?)をされる先生方を目にしてきました。
私も勤務当初は同じような思いをしましたが、ペーパーレス を実践してからは、全く労せず座席移動することができました。
さて、いくつかデメリットを紹介してきましたが、いかがでしょうか。
様々な意見があると思いますが、ペーパーレスの実践を語るにあたって、
- 機械に頼るのは難しい
- iPadとか使うのはコストがかかるんじゃないか
- 忙しいから、今更時間をかけてするのは大変
など否定的な考えもあると思います。多忙な先生方にとってはもっともな意見です。
ですが、個人的な考えとしては「できることからやってみる」という観点で、今回の記事を参考にしてもらえれば何よりかと思います。
ステップ1:iPadを活用しよう
正直コストはかかりますが、これが最短、最適です。
それに教員の場合は「学生・教職員価格」で通常より安価に購入できるので、なおオススメ。参考までに値段は以下の通りです。
私は以前までiPad Pro 9.7インチの32GBモデルを利用していましたが、つい最近 iPad Air 5 の64GBモデルを購入しました。6年ほど使用しましたが、業務上支障が出ることも、壊れることもありませんでした。
様々な用途に利用できるiPadですが、どのモデルにするかは人ぞれぞれです。
ですが、今回のペーパーレス化については、最安モデルで十分ですので、二の足を踏んでいる方も手を出し易いかと思われます。
では実際のペーパーレスの方法にいきましょう。
アプリ『Good Notes 5』を利用する
Appストアで検索すると出てくるこのアプリです。
4.7と高評価です。
以前までは完全有料アプリでしたが、現在は一部無料で利用できます。
ただし、今回紹介するのは有料ありきです。
料金は約1,200円の買い切りなので、ぜひ騙されたと思って購入してみてください。
私もはじめは躊躇いましたが、まっっっっっっったく後悔しませんでした。
では実際の利用方法について紹介します。
まず、GoodNotes5のアプリを開いて、「スキャン書類」から書類をスキャンします。
カメラが起動するので撮影します。
「自動」に設定しておくと、下の画像のように書類を自動認識して撮影してくれます。
全ての書類をスキャンし終わったら、右下の「保存」を押すと書類が保存されます。
完成!
基本はこれだけです。これさえ実践すればほとんどの会議資料などはデータ化できます。
その他、便利な機能として「検索」があります。
例えば「数学」で検索した結果がこちらです。
スキャンした時に自動で文字を認識してくれるので、書類が多くなってきてもすぐに検索できます。
ということで、GoodNotes5の紹介でした。
スキャンした書類にApple Pencilで直接書き込めるのも魅力の1つです。
とても便利なので、ぜひ検討してみてください。
授業でのサブデバイスとして活用する
授業準備でプリントを大量に印刷していませんか?
私は以前、毎回の授業でプリントを作成・配布していました。
ただそうすると、プリントを紛失する生徒がいたり、逆にこちらが紛失してしまったり、はたまた、完全に行方しれずになったりすることがありました。
その対策の1つとして紹介するのが、
という方法です。
最近ではコロナの影響もあってか、教室内のICT環境も整ってきたように感じます。
プロジェクター+スクリーン+HDMIケーブル+変換器
さえ教室にあるのなら、あとはiPadをもっていけばいいじゃないですか。
活用方法として私が実践しているのは
- 資料の投影
- パワーポイントの投影
- 生徒の成果物や答案の投影
- Apple Pencilを用いて、黒板のように使う
などです。特に、最後の「Apple Pencilを用いて、黒板のように使う」は便利です。
私は担当が数学なので、座標平面や、図形だけ用意しておいて、あとはその場で書き込んで、生徒がリアルタイムでわかるようにしています。
こうすることで、時間の短縮にもつながりました。
ステップ2:授業を工夫しよう
上でも挙げましたが、授業準備でプリントを作成することがありますよね。
私は現在、授業のために印刷するプリントは0になりました。
その方法も含めてご紹介します。
授業はパワーポイントで行う
こちらは賛否両論あると思いますので、あくまで参考にしてもらえれば幸いです。
私は全ての授業でパワーポイントを作成しています。
パワポのデメリットは様々あると思いますが、私は、
生徒にデータを配布できる
という1点のメリットのために、パワポ を作成しています。
私が勤務する高校では、Google for Education を利用しているため、各授業の Classroom に毎回配信しています。
いつでも見返せるような環境を作っておくことが大切だと思います。
提出物はデータで提出
生徒の成果物を回収するときは、Google Classroomで提出させるようにしています。
Classroom についての詳細はまた別の記事で書くとして・・・
データで提出させることのメリットは
- 宿題を教員側がなくすことがない
- 生徒もいつでもどこでも提出できる
- 過去の成果物を、教員がいつでも確認できる
- 成績をつける材料になる
など数多くあります。
ただ、公立高校だとスマホやタブレットなどの電子機器を持っていない生徒がいるなど、どうしても家庭によって差があります。
貸し出しのタブレットを用意するなどの対応をする自治体もありますが、そこは家庭に負担してもらう必要はありそうです。
ただ、神奈川県などの一部自治体では、生徒一人につき一台のタブレット端末を家庭負担で用意するよう呼びかけるなど、自治体をあげて、来たる情報化社会を迎えようという動きがあるので、全国的にどうなっていくのか、今後期待したいですね。
ステップ3:デスク周りの整理しよう
最後に、デスク周辺の整理です。せっかくペーパーレスの環境を整えたのなら、デスク周りも整理して、より使いやすくしましょう。
シュレッダー専用箱を作る
書類をPDF化した際にも、もとの書類はなくなりません。ですが、毎回毎回シュレッダーにかけるのも面倒です。
そこで私は、デスク下にトレーを用意して「シュレッダー専用箱」にしています。
マグネット式だと、場所も選ばなくてよいので便利です。
ある程度の量になったら、一気にシュレッダーにかければいいだけなのでとても楽です。
フラットファイルは使わない
学校でよく見かけるのが、「フラットファイル」です。
めちゃくちゃ便利ですし、私も当初はお世話になりました。
ですが、ペーパーレスにするのなら
フラットファイルは使わない!
を徹底しましょう。
デスク内を圧迫する根源はこいつです。
ずっと使っていて、便利なのも分かってはいるんですが、つい頼ってしまいがちなのがこのファイルです。これを機に断捨離しちゃってください。
紙の保存は生徒の個人データだけ
ただどうしても紙媒体で保存をしなければならないものもあります。
それが生徒の個人情報がのった書類です。
それも1人につき何枚あるの???ってくらいありますよね。
こんなのどうしてもデスク内にしまうとパンパンになってしまいます。
さてそんな書類ですが、
普段使わないものは個人ロッカーにしまう!
を徹底しましょう。
生徒の個人情報の書類も、普段頻繁に使うのはごく一部のはずです。
教員には個人個人にそれぞれロッカーが割り当てられることが多く、そうでないとしても、学年の専用のロッカーがあります。
普段はそこに保管するようにして、自分のデスク周りは整理しておくことを心がけると良いでしょう。
どうしても紙で保存が必要なものは、即座に処理して指定の保管場所へしまう
その他、どうしても保存が必要なものもあります。
そんなものは、、、
即座に処理→指定の保管場所へしまう
を心がけましょう。大体が学校運営に関わる書類であることはずです。大抵指定の保管場所があります。
まとめ
まとめです。
- iPadを有効活用する
- 授業を工夫する
- デスク周りを整理する
これらを意識するだけで、ペーパーレス化が一気に進むと思います。
実際の現状に即した形で、実践できるものから進めていくだけでも効果的です。ぜひ、試してみてくださいね。
その他
その他、ICTの使い方がよくわからないという場合には、
- ICT技能員に協力してもらう
- 若手教員で詳しい人に相談する
など、専門的な方や、そうでなくとも詳しい方が1人はいるはずですので、協力してもらうと良いと思います。
今回紹介したのはあくまで一部の方法ですので、また、新しいアイデアがあれば、紹介していこうと思います。
以下は過去の記事です。興味あればご覧ください。